スタッフ日記

スタッフ日記

HOME > スタッフ日記 > 2018年

スタッフ日記

NO.232 SUBシステム(2018/11/4)

こんにちは!
大治町、清須市、中村区、中川区、津島市、稲沢市、愛西市の近隣にありますあま市あま動物病院です。

9月に臨時休診をいただき、ありがとうございました。
その日は、神奈川へ行きSUBシステムの実施講習を受けてきました。
SUBシステムなんて聞いたことのない方がほとんどだと思いますが、獣医療ではここ最近よく知られるようになった治療法です。

SUBシステムとは「皮下尿管バイパスシステム」のことです。
腎臓で作られたオシッコは尿管という管を通って膀胱へ流れていき、膀胱に貯められて、それから体の外へ出されます。
この尿管という部分が結石や腫瘍などで詰まってしまうと、詰まってしまった方の腎臓からは尿が流れて行かなくなってしまいます。
特に腎臓に結石ができてしまう子は、左右両方の腎臓にできてしまうことも多く、両方の尿管が詰まってしまうと、急性腎不全となり命に関わります。
これまでも、この尿管閉塞の治療方法はいくつか考えられていますが、これをやればもう大丈夫!という手術方法はありません。
今回学んできたSUBシステムも同様で、完璧な手術方法ではないのですが、これにより救われる命が増えているのは間違いありません。

SUBシステムは、腎臓と膀胱をカテーテルで繋げます。
このSUBシステムの優れているところは、膀胱と腎臓を繋ぐカテーテルの間にポートというボタン状の物を設けました。
このポートを皮膚の下に設置することで、そこに針を刺して定期的にカテーテルを洗ったりすることができるようになりました。
これにより、これまでの方法よりも再閉塞率を下げることができます。
もちろん、それでも詰まる可能性はありますし、人工物を埋め込みますので感染のリスクなどもあります。
まだ発展途上であり、万能な方法ではありませんが、その問題点を解消しようと現在も改良が進んでいます。
そして、今年の4月から改良されたバージョン2.0が使用できるようになっており、今回も新しいバージョンでの実習でした。

しっかり復習して、今後の診療に活かしていきたいと思います。



まずはお気軽にご相談ください。電話052-485-5762

ページのトップへ