お知らせ

あま動物病院からのお知らせです

「以前処方された薬がまだ残ってるから」「ネットで見つけた薬が効くって書いてあったから」「海外の寄生虫の予防薬がネットで安く売っていたから」――
そんな気持ちでお薬を与えてしまい、かえって体調を崩してしまう子が増えています。

実際にあった事例です。
・咳をしていたワンちゃんに、以前もらった抗生物質を自己判断で与えた結果、原因が心臓病だったために治療が遅れて悪化。
・目が赤い猫ちゃんに、以前の目薬を使用したところ、角膜潰瘍だったため症状が悪化し、失明寸前に。
・ネット購入の寄生虫予防薬を使用後、嘔吐を繰り返し、ぐったりして緊急受診。

症状は似ていても、原因疾患や治療法が異なることはよくあります。
誤った薬の使用は、副作用や命にかかわる事態を招くことも。
また、ネットのお薬はパッケージは同じでも、有効成分が異なっていたり、保管状況等で含有量が不安定なケースがあり効果が不十分だったり、体調悪化を招くこともあります。薬を作ったメーカーの責任を持った保証も受けられません。

お薬は必ず診察の上で獣医師の判断に基づいて使うことが大切です。
大切な家族を守るためにも、自己判断での薬の投薬は避けて、どうかご相談ください。