スタッフ日記

こんにちは!
愛知県あま市にあります あま動物病院です。
梅雨入りし、しばらくジメジメとした気候が続きますね。
6月は6月4日にちなんで、虫歯予防週間など、お口の中を意識する機会がありますね!
先日受けたセミナーでも犬の口腔ケアについてお勉強する時間を頂けたので、今回は復習も兼ねて 犬のデンタルケアについて書いてみます。



まず初めに 人の口腔環境が酸性に対して 犬の口腔環境はアルカリ性であること。
その為 酸性の環境を好む虫歯菌は 犬の口腔内では発生しにくく、虫歯になりにくいのです。

しかし、アルカリ性の環境は歯周病菌にとっては好条件な環境のため、歯石が付きやすく歯周病になりやすいという面があります。
そして驚くことに、歯周病の原因にもなる歯石が形成されるまでの時間が
人は1カ月に対して、犬は3日であるということです。
また、ひとよりも歯の本数が10本程多くあるため 歯垢も蓄積されやすくなります。
以上のことからしても、犬も歯磨きなどのデンタルケアが必要になってきます。

とは言っても、急に歯ブラシを口の中に入れようとしても、嫌がらない子はなかなかいないと思います。
食べることが好きな子には、1日1回のおやつ代わりに歯磨きガムを噛ませてあげるのもいいと思います。

それが苦手な子や アレルギーのある子は、飲み水に希釈して水分補給のついでにケアできるタイプのものがあったりと、いくつか方法があります。
仔犬を飼ってらっしゃる方は、是非小さなうちから歯ブラシを使ってみて下さい!
初めはチョンと歯に当てるだけでも大丈夫です。
毎日すこしずつその感覚に慣れさせていくのも、将来お口の中をキレイに保てるようになる第一歩だと思います。

是非 できることから始めてみましょう!

丹羽 知子