スタッフ日記

こんにちは、大治町・愛西市・稲沢市・津島市・清須市・名古屋市に隣接しております あま市のあま動物病院看護師の村松です。

先日、テレビで猫ちゃんに
お魚をあげているのを視まして

猫ちゃんが食べてはいけない魚介類を調べてみました。


*エビ、カニの甲殻類
甲殻類には「チアミナーゼ」という「チアミン分解酵素」が含まれています。(チアミンとはビタミンB1のこと)猫ちゃんの体内で合成することができない為、食事から摂取する必要がありますが、
生の甲殻類を与えてしまうと、チアミンが分解されてしまう為にチアミン不足になり、脚気(かっけ)になることがあります。
なので、加熱をすれば与えることは不可能ではありませんが、消化が悪い食材なのでオススメできません。


*生タコ、生イカ
こちらもエビス、カニと同様に「チアミナーゼ」の成分がある為、オススメできません。


*青魚
アジ、さんま、イワシなどの青魚に関しては、少量なら与えても大丈夫という説と与えない方が良いという説両方あります。
理由としては大量に食べるお腹や胸などの脂肪が変化してしまって、炎症やしこりができてしまう病気になりやすいそうです。
またアニサキス(寄生虫)がいることがあり猫ちゃんに害を及ぼす可能性も。できるなら与えない方が無難なようです。


*貝類
サザエ、トコブシ、アワビ等の貝類は、猫ちゃんの光線過敏症を引き起こすことがあるそうです。
肝の黒い部分に溜まった物質が猫ちゃんの体内に入り光を浴びると活性酸素を作ります。
それが炎症やかゆみ、腫れなどの原因になってしまうらしいのです。
太陽を浴びやすい耳に症状が強く出る傾向があるそうです。
同じ貝類でもホタテの貝柱のみは与えてもOK!初めて食べさせる場合は少量から試しましょう。
念を押しておきますが(貝柱)だけです!
内臓やヒモは与えないようにしてください。
特に、黒い「中腸腺」と呼ばれる部分は、毒がありますので絶対に食べさせないでください。


なので、
やはり安全なキャットフードのみを与えてあげるのが一番だと感じました。


そして最後に
当院でのコロナ感染拡大防止措置にご協力、ご理解をありがとうございます。
引き続き
マスク着用、一頭につき飼い主様お一人までの付き添い、ネットでの診察予約受付など
よろしくお願い致します。

本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。