スタッフ日記

こんにちは!
大治町、清須市、津島市、愛西市、稲沢市、名古屋市周辺にあります あま市の あま動物病院の関です。
本日は、予防のお話の第4弾!
マダニについてです。

だいぶ暖かくなってきたので、わんちゃんと一緒に出かけたくなりますね。
暑くもなく寒くもないとても心地よい温度と、草も青々として花も咲いていて、いつもの散歩でも長く歩きたくなるのではないでしょうか?
ワンちゃんも楽しそうに草むらに入っていく。
そんな光景がこれからの季節は、増えてきます。

そこで気をつけていただきたいのが、マダニの感染です!

マダニは草の先っぽなどで、動物が草に触れるのを待ち構えています。
そして、動物が草に接触する時に動物の表面にくっついて、寄生します。
表面に付いたマダニは、皮膚に移動して、皮膚にしっかりと喰いつきそこから吸血します。

怖いのはマダニが媒介する人の感染症です。
主に、日本紅斑熱と重症熱性血小板減少症候群(SFTS)です。
日本紅斑熱は、発熱、皮疹、倦怠感、頭痛、全身痛などの症状が出ます。
国内では年間300件ほどの感染報告があり、1%ほどで亡くなってしまうこともあります。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、発熱、頭痛、倦怠感、下痢や嘔吐等の消化器症状、意識障害等を発症し、重症例では多臓器不全から死に至ります。
なんと人での致死率は10~30%となっています。
犬では29%、猫で60-70%であり、犬猫でもかなり危険な感染症です。
特効薬は存在しないため、感染を未然に防ぐことが重要となります。
自分自身や大切な家族の命を守るためにも、一緒に暮らしているわんちゃんやネコちゃんのマダニ予防をしっかりとおこなっていきましょう!

マダニの予防薬は、おやつタイプ、錠剤タイプ、皮膚への滴下タイプがあります。
また、機能面ではノミとマダニだけに1カ月間有効なタイプ以外にも、フィラリアにも一緒に効くタイプ、1回の投与で3ヵ月効いているタイプもあります。
まだフィラリア予防もされていない方には、フィラリア予防と一緒に予防することをお勧めします!
詳しくはスタッフまでお問い合わせください。

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